男性的育休ノススメ。 〜取れるなら絶対取っとけ〜

男性育休のおすすめ

こんにちは、パパ豆です。

「男も育休を取った方がいいの?」「男性の育休って実際どんな感じ?」と悩んでいるパパも多いのではないでしょうか。
実は私、長男が生まれた際に1週間、次男が生まれた際に半年間育休を取得しました。
育休を取得しようか悩んでいる人の参考になればと思い、自分の経験を踏まえてこの記事を書きました。

目次

男性の育休って、取った方が良いの?

結論から言います。
「取れるなら絶対取っとけ」

自身の家庭状況、周囲のサポートの有無等で推奨の度合いこそ違うものの、断言できます。取るべきです。

男性が育休を取得するべき理由

男性が育休を取得するべき理由は以下の7つです。

・子供の成長に立ち会える
・産後でボロボロになっている妻を24時間体制全力でサポートできる
・産後の恨みは一生 産後の感謝も一生
・仕事の事を考えなくて良い
・人生を見つめ直すきっかけになる
・数年後、子供が大きくなって振り返った時、良い思い出になる
・家族の絆が深まる

育休をとるべき期間

理想は半年~1年

産褥期は、交通事故に遭った場合の全治1~2ヶ月のダメージに例えられるほど、女性の身体にとって大きなダメージを受ける時期と言われています。妊娠前の状態に戻るには約6〜8週間の回復期間を要し、完全に回復するまでに半年から1年ほどかかる人もいるようです。
そのような状態のパートナーをケアするためにも、育休は半年~1年取得することが理想だと考えます。

数日から1週間育休をとってイクメン面している男が世の中にはゴロゴロいますが、言語道断です。1週間だけでいったい何ができるというのか。
第1子誕生の時に1週間しか育休をとらなかった自分をぶっ飛ばしてやりたい。

私の育休取得理由と経緯

私は育休を長男の時に1回、次男の時に1回の計2回取得しました。長男誕生の際は1週間という短い期間の取得でしたので、ここでは半年間の育休を取得した、次男誕生の際の取得理由と経緯をご紹介します。

お前のエピソードに興味なんてないよ。という人は飛ばしちゃってください。

第2子(次男)の妊娠発覚

妻の第2子妊娠が発覚したのは、長男が1歳になったばかりの時です。
2人目はもう少し先になるだろうと思っていたので、想定外の出来事でした。出産予定日の時点では長男1歳8ヶ月。俗にいう年子というやつです。
長男を育てることに手一杯だった私たち夫婦は、突然の妊娠発覚に喜びはもちろんありましたが、不安の方が大きかったことを今でも覚えています。

家族会議

不安を払拭するべく、早速家族会議を行いました。

主な不安点は
・長男の世話に必死で余裕が無い
・私の仕事が時差出勤や休日出勤、突発的な残業も多々あり、妻がワンオペになる時間が長い
・妻が日々の育児によって精神的に疲れを感じている
・お互いの両親とは同じ市内に住んではいるものの、まだ現役で仕事をしているため、あまり頼ることができない。
・当時コロナ渦で、様々な行動が制限されている。
等々、不安は尽きません・・・

家族会議の結果、私が育休を取得する。という結論になりました。それも半年間。

世の中、男性の育休の認知度は徐々に高まっていましたが、実際に周囲に長期の育休を取得したという話は聞いたことがありませんでした。後々知った話だと、私の会社は1ヵ月間が男性育休の最長記録だったようです。
周囲に事例が無かったため、それはそれで不安でしたが、自分を奮い立たせるため、妻を心配させないために、「俺が男性育休のパイオニアになるよ!」と宣言しました。

上司への報告、相談

妻が妊娠したこと、それに合わせて半年の育休を取得したい旨を上司に相談しました。

上司は妊娠の報告を素直に喜んでくれたうえに、
「育休?いいね。でも半年で足りるの?」
「うちの会社は前例がないから驚く人もいるかもしれないけど、そんなの気にしないでお前が前例になればいいよ。」と、ありがたいお言葉。自分もこんな上司になりたいと思った瞬間でした。
更に「これからの後輩たちの為にもパイオニアになってね」と、まさかのパイオニア被り。

ネットをみてみると、パタハラを受けたという話もあるようですが、理解ある上司、職場に感謝です。

なぜ育休を取得したのか

・産後の妻のケア
・2歳にならない長男のお世話
・主体性をもって次男の育児に取り組むため
・長男誕生時の短期間の育休取得の後悔から

長男誕生時も積極的に家事、育児をしてきた(つもり)でした。しかし、実際に私が物理的に家事、育児できるのは仕事のない自宅にいる限られた時間のみです。
また、妻の配慮もあり、仕事に影響が出るといけないからと平日は別室で寝ていました。完全に妻の優しさに甘えていた格好です。
新型コロナの影響もあり、外出も難しい状況が重なった結果、産後鬱とまではいかないものの、一人で育児をしてきた妻は精神的に疲れてしまい、辛い思いをさせてしまいました。

私に出来たこと、やるべきことがもっとあっただろう、と今でも悔やんでいます。

なぜ半年間にしたのか

・妻の身体の回復期間の確保
・次男の成長に伴う生活リズム(特に夜間睡眠)の安定に、一定の目途がつくと予想

長男の時の経験をもとに、生後半年を越えるくらいから、夜間に最低限まとまった時間の睡眠をしてくれるのではないかと期待を込めて。
一般的に、生後6カ月頃から昼夜の区別がつき始め、夜にまとまって寝る時間が長くなってくると言われているそうです。
その場合、大人も最低限の睡眠時間が確保できますし、子供の生活リズムが安定してくることで予定も立てやすくなります。

そうなれば、私が仕事に復帰した後、妻がワンオペになってもやれそうだということになりました。

実際に育休をとってみて良かったこと

・家事育児スキルの向上
・妻との関係性が深まった。戦友のような感じ
・長男との絆も深まった。

家事育児で男ができないのは授乳のみです。それ以外は全部やれます。
おかげで長男の時はワンオペになるのが不安でしたが、次男の時は不安に感じることがありませんでした。
家事育児はやってみれば誰でもできるようになります。できないから不安なのです。何事も経験だと痛感しました。

次男誕生によって取得した育休でしたが、必然的に長男と接する時間も増えました。
毎日のように公園に連れて行ったり、近所を散歩したり・・・と。
当時長男は2歳前後でしたが、いまだに当時のことを覚えていて、「パパと一緒に、〜へ行ったね!」とか、「〜したね!」と嬉しそうに話してくれます。

また、残念ながら育休中は会社から給料がもらえません。その代わり、雇用保険から育児休業給付金が支払われます。
育休開始から180日間は給料の67%がもらえるのですが、実際は、所得税や社会保険料が免除されたため、8割ほど給付金が出ました。

大変だったこと

育休中の睡眠不足

覚悟していましたが、睡眠不足が一番大変でした。
新生児の頃は2、3時間おきに授乳が必要ですし、ちょっと寝て・・・起きて・・・また寝て・・・の繰り返しです。新生児期が過ぎても夜中も頻繁に起きるので、常に寝不足です。
まとまって寝れるなんて夢のまた夢。

実態を知らない人から、毎日子供と一緒に昼寝できて良いじゃん、なんて言われたりもしましたが、子供を寝かしてから後回しにしていた家事をやることもありますし、寝ようと思っても子供と同時にすぐに寝られるわけではないです。ようやく寝れた!と思っても、子供のちょっとした物音とかに敏感になってしまい、寝れた気がしません。

本当にしんどい時はパートナーの回復具合をみながら交互に休む工夫をすると良いと思います。これは夫婦そろって育休を取得する大きなメリットとだと思います。
⇒これについては別の記事にでも。

復帰後の業務のブランクの影響
これは業種にもよると思います。
私の場合、休業中に社内システムの変更があり、環境変更の説明を受けることができないまま、復帰後にぶっつけ本番で新環境での業務をすることになってしまいました。
また、休業中に大きな人事異動があり、復帰後、あれ?あの人どこ行った?といったことが多発しました。

忘れてはいけないこと

育休中の業務のカバーをしてくれているメンバーへの感謝

育休はもちろん権利なので、申請したら取得できるのは勿論なんですが、これを当たり前だ、というような態度でいるのは問題かと思います。人員増が無い場合、単純にメンバー一人一人の業務の負担が増加しているわけです。カバーしてくれているメンバーに特別手当が出る会社なんて一握りでしょう。

育休期間が終わると、当然復帰するわけですから、カバーしてくれていたメンバーに最大限の感謝を伝え、その後の仕事で恩返しをすればよいと思います。

育休と仕事どっちが大変?

復帰後、よく聞かれた質問です。

個人差があると思いますが、体力的には育休中の方がきつかったです。精神的には仕事かな、という感じ。
慢性的な寝不足状態で家事全般を行いながら長男の相手、次男の世話・・・休憩時間なんていつとれるか分かりません。
これをママが一人でこなしている家庭もあるわけですから、頭が下がります。。。

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この記事を書いた人

30代半ばの枝豆好きな窓際サラリーマンです。妻と男の子2人の4人で暮らしています。育児に役立つ情報を中心に発信していきます。たまーにガジェットの紹介も。

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